top of page

2023年度スタート。

今日から今年度のあそびやさんがスタートしました。久しぶりのみんなに早く会いたくて、朝からワクワク。


お陰様でスタートから1年が経ちました。はじめのころの私には「今日のこのテーマ、みんな楽しんでくれるかなー。。。」という不安もあったし、来てくれる子たちも、ここってどんな場所?って探ってる感じだったと思います。でも今はリピーターの子たちがこのあそびやさんの世界観をよくわかってくれて、楽しみに来てくれるようになりました。最初は異常にテンション高かったり控えめだった子たちも、自分の「やりたい」に集中して、楽しんでくれるようになってきました。散らかり方も、注意してるわけではないのに、無駄がなくなってきたんです。これってすごくないですか???回数を重ねるってこういうことなんだなぁ、と改めて思います。感謝です。


さて今日は、材料の状態から一冊の本を作りました。製本です。最初にポストカードサイズの画用紙を7枚くらい半分に折ります。ここで角と角がきっちり合ってると美しい本に仕上がるのですが。。。参加者はみんな小学校低学年。製本は何度もやりながら上達するものだし、ここでは仕上がりが多少ずれても曲がっても良し。完成するだけで楽しいさ!くらいに思ってやってました。すると一人の男の子A君が、「ぼくは紙の角を合わせるのが苦手だから、やってほしい」と私に言いました。彼は本当に物づくりが好きで、きれいに仕上げたいのを知っているので、私はそういう時は躊躇なく手伝います。彼は気に入れば必ず2冊目を作る人なので、その2冊目のためにお手本を見せます。すると。それを見ていたB君が、「それ、ずるいよ!!!」と言いました。


これだなぁ。。。私が超えたい「ねば、ならぬ」の壁。


あそびやさんで物づくりをしながら私が伝えたいことは、手先のテクニックだけじゃない。アートの世界では完全に自由なんだよって伝えたいと思っています。


B君は続けます。自分のことは自分でやらねば!ならないし、ここに来たなら今日は本を作らねば!ならない。何もしないっていうのはダメな事なんだよ。って一生懸命説得してます。ところが私は全然そう思ってないので、


私「あなたのもいくらでも手伝うよ~、それに作りたくなければしなくていいんだよ!」

するとB君、結局自分で上手に作りながら、

B君「え?寝ててもいいの?」

私「いいよ~」

B君「何してもいいの?」

私「いいよ~」

B君「じゃ馬場さんに乗っててもいいの?」

私「それは私が辛いから降りてくれる?ってお願いするかもね。」

B君「・・・」


簡単には伝わりません。


と思ってたら。。。A君が私の膝にすーっと座ってきて普通に作業を始めました。少しは伝わったのかな?私が思ってたのと少し違うけど(笑)。。。


ゆっくり伝え続けていきます。


アトリエの様子

閲覧数:24回

最新記事

すべて表示

Comments


bottom of page